DNSのマネージドサーバです。
DNSが53番ポートで動作することに由来します。
ref. VPC の DNS 属性
VPCのDNSの属性には、enableDnsHostnames
(DNS ホスト名
)とenableDnsSupport
(DNS 解決
)があります。
どちらも有効(true
)にした場合の挙動を簡単にまとめます。
VPC内から
の名前解決用にAmazonProvidedDNS(Amazon Route 53 Resolver サーバー)が提供されるプライベート DNS ホスト名
が付与される ref. https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/vpc/latest/userguide/vpc-dns.html#vpc-dns-hostnamesプライベート IP DNS 名 (IPv4 専用) のホスト名は、同じ VPC 内のインスタンス間の通信に使用できます。
パブリック DNS ホスト名
が付与されるプライベート DNS ホスト名
が使われるパブリック DNS ホスト名
が使われるDNS ホスト名
が有効で、DNS 解決
が無効の場合、プライベート IP DNS 名
による同一VPC内の名前解決ができない(DNS 解決
デフォルトでは無効であることに注意)。
プライベート IP DNS 名 (IPv4 専用) のホスト名は、同じ VPC 内のインスタンス間の通信に使用できます。
ref. https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/vpc/latest/userguide/vpc-dns.html#vpc-dns-hostnames
[^resolve]:Amazon EC2の/etc/resolv.conf
とフルサービスリゾルバの詳細についてはnetplanを参照してください。
dig
やnslookup
もスタブリゾルバー)[^nameserver]:「ネームサーバー(DNSサーバー)「ネームサーバー」は、文脈により二つの意味で使われます。一つはNSリソースレコードにより指定されるサーバーで、権威サーバー(権威DNSサーバー)を指します(下図1)。もう一つはDNSのサービスを提供するサーバーで、権威サーバーに加え、フルサービスリゾルバー(キャッシュDNSサーバー)も含みます(下図2)。また、後者の意味では「DNSサーバー」という呼称もあります。出典: https://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0157
また/etc/resolv.conf
に記載されているnameserver
は、フルサービスリゾルバ単体を表します。
ref. https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20191016_AWS_Blackbelt_Route53_Resolver.pdf p.10
フルサービスリゾルバー
+フォワーダー
が提供される
つまりAmazon Route 53 ResolverはVPC内部から依頼された名前解決を行う。Amazon は、お客様の VPC 用の DNS サーバー (Amazon Route 53 Resolver) を提供しています。代わりに独自の DNS サーバーを使用するには、VPC 用の DHCP オプションの新しいセットを作成します。詳細については、「DHCP オプションセットを使用したカスタムドメイン名解決を追加する」を参照してください。
ref. https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/vpc/latest/userguide/vpc-dns.html?utm_source=pocket_mylist
フルサービスリゾルバー
+フォワーダー
(VPCを作成するとデフォルトで作成される)フルサービスリゾルバー
+フォワーダー
で構成ref. https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20191016_AWS_Blackbelt_Route53_Resolver.pdf p.34
AmazonProvidedDNS は Amazon Route 53 Resolver サーバーです。このオプションは、VPC のインターネットゲートウェイを介した通信を必要とするインスタンスに対して DNS を有効にします。DNS サーバーは、VPC の特定のサブネットまたはアベイラビリティーゾーン内に存在しません。文字列 AmazonProvidedDNS は、169.254.169.253 (および VPC IPv4 ネットワークの範囲に 2 をプラスした値のリザーブド IP アドレスで) および fd00:ec2::253 で実行する DNS サーバーにマッピングします。例えば、10.0.0.0/16 ネットワークの DNS サーバーの位置は 10.0.0.2 となります。複数の IPv4 CIDR ブロックを持つ VPC の場合、DNS サーバーの IP アドレスはプライマリ CIDR ブロックにあります。
ref. DHCP オプションセットを使用したカスタムドメイン名解決を追加する
VPC が Amazon 提供の DNS サーバーを介した DNS 解決策をサポートするかどうかを決定します。
この属性が true の場合、Amazon が提供した DNS サーバーへのクエリは成功します。詳細については、「Amazon DNS サーバー」を参照してください。
ref. VPC 内の DNS 属性
ホストゾーンを作成する。
VPC を作成すると、デフォルトで作成される Route 53 Resolver は、VPC ネットワーク範囲のベースにプラス 2 した予約済み IP アドレスで実行する DNS サーバーにマッピングされます。例えば、10.0.0.0/16 ネットワークの DNS サーバーの位置は 10.0.0.2 となります。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/resolver.html